新東名の海老名南~東京区間は早く作ってほしい
新東名の建設が進み、現在は伊勢原〜御殿場間を残すことになりました。
ただまだ問題の地域が残っています。
それが新東名の海老名南~東京区間です。
この区間については予定や計画はないものの「構想」があるようです。
https://www.pref.kanagawa.jp/documents/11235/46635.pdf
(引用元:https://www.pref.kanagawa.jp/documents/11235/46635.pdf)
これは神奈川県の資料ですが、その中では武相幹線として紹介されています。
現在、新東名の東側は海老名南JCTで終了になっています。
ただこれでは肝心の東京側の道路がつながっていません。
東名は大和トンネルなど東京側の渋滞がもんだいになっています。
日本の大動脈ですから、この道路は2本あってもいいわけです。
現大和トンネルの拡張工事がされていますが、これが拡張されても効果は不明です。
渋滞のポイントが横浜青葉の手前のサグ(横浜線を超えて港北PAまでの登り坂)で起きる可能性がありますし、横浜町田で分散されるかもしれません。
ただ現状の新東名では海老名南までですから、新東名の御殿場〜伊勢原が開通すれば現在の海老名SA〜からの渋滞が発生することが予想されます。
これはほとんどの車が東名に流れることが予想されるからです。
ただ神奈川県のプランのように東京方面へ接続できる道路があれば災害などの迂回路にもなりえます。
東名は事故も多いのでその時は役に立つはずです。
ただ強靭な道路が必要です。
神奈川県のプランでは「横浜環状線西線」に接続するようなルートですが、この場合は片側4車線〜5車線くらいの道路が欲しいところです。
というのも、横浜には環状2号線がありますが、これが混雑しています。
もし横浜環状西線が開通すれば金沢、磯子方面の工業地帯からの物流トラックなどが流れ込んでくることから混雑することが予想されます。
横浜の沿岸は工業地帯であり、東京環状の起点にもなっていることから重要な拠点です。
新東名と横浜環状西線が合流する区間(上記の画像の横浜の戸塚の立場付近?〜新横浜のある港北)では、大渋滞になるでしょう。
またこの地域は住宅密集地帯です。
現在問題になっている外環道路の東名〜関越区間よりもさらにヒドイ住宅密集地帯です。
建設するなら大深度地下になるでしょうが、それも外環道路の問題で難しい。
仮に地上部に作るなら、規格を変えて中原道路を拡張し、246や甲州街道などの首都高のような作りになるでしょうが、用地買収や効果の面でも疑問があります。
もしこのように作るなら車線が交通量に対して足りませんから、海老名南付近から
などを作らないと交通量の解決にはならないでしょう。
2については、東海道新幹線沿いには住宅以外の土地が多いこと、保土ヶ谷バイパスまで車両を逃せば東名の渋滞は緩和されます。
ただこの2のルートはすでに渋滞を起こしている保土ヶ谷バイパスにさらに負担になりますし、横羽線や湾岸線に負担がいくはずです。
どちらにしてもこのルートや道路計画は問題が多い場所です。
早く作って欲しい場所ですが、非常に難しい道路計画になるはずです。